Flash制作講座フラッシュ制作講習

FLASH制作からActionScriptによるFlashコンテンツ制作のためのフラッシュ制作講座

フラッシュデコメール(デコメ)制作

flashを使用したデコメを制作する場合、インライン(ボタン制御などは不可)flashのみとなります。
ブラウザで有効なwidthやhieghtは無効となり、アスペクト比によって機種ごとによりリサイズされます。


インライン上のフラッシュコンテンツは、表示や機能においてある程度制限されます。
デコメールバージョン4.0以降でインラインFlashが最大2個まで挿入可能です。



■インラインFlashの注意点

・インラインFlashにはcidを使用する。

・widthやheight、paramタグ設定はすべて無効になります。

・サイズは端末の画面サイズ幅をもとにアスペクト比で自動的に縮小、拡大されます。Flash編集時のサイズは有効となりません。

・テキストと同一ライン、もしくはブロックにインラインFlashの挿入は改行タグが入るため不可。

・無効となるタグおよび属性は、marquee,blink,div,alignはすべて無効となり左寄せ表示がデフォルトとなります。

・1つのデコメールで配置可能なインラインFlashは2つまでで、デコメール内に挿入可能なインラインの画像数としてもカウントされます。



■インラインFlashのFlash Lite3.0からのコンバートについて

デコメールバージョン4.0以降のデコメール対応機種から、デコメールバージョン3.0以前のFlash Lite 1.1対応のデコメール対応機種にインラインFlashが含まれているデコメール送信をした場合、iモードサーバでFlash Lite 3.0からFlash Lite 1.1へ変換を行います。

変換の仕組みは基本的に、Flash Lite 3.0で表示される内容をそのままFlash Lite 1.1に変換。
Flash Lite 3.0のファイルサイズと同じファイルサイズまで変換が実行され、それ以降のサイズ分が切り捨てられます。

この場合は、Flash Lite 3.0での作成ファイルよりファイルサイズが大きくなります。

コンバートによるファイルサイズが大きくなる要素は以下のようになるようです。

ActionScriptで動作設定のスクリプト記述
・特定MovieClipの無限ループがあるもの
・デバイスフォントを多用している場合(変換後のテキストはすべて埋め込みフォントに変換)
・音声付インラインFlashのサウンドは削除されます
・バイブ連携する場合、バイブ連携も削除されます。


ダイナミックテキスト利用テキスト内に複数フォントの色指定が異なる場合(絵文字デフォルト色表示を利用しているものを含む)は、色指定が一番多いフォント色の1色に変換されます。静止テキスト利用時は、フォント色そのままとなります。
『SWF 変換ツール for デコメール』を利用することで、iモードサーバ上で変換機能をエミュレートすることが可能です。




■インラインFlashが可能な機種からの取得情報

・年月日時刻 iモードサーバ変換時の年月日時刻
・電波状態 アクセス機種の電波状態最大値
・電源状態 バッテリー電源
・電池状態 アクセス機種の電池状態最大値
・ボリューム状態 アクセス機種のボリューム状態最大値
・使用言語情報 日本語
・機種種別 アクセス機種のシリーズ名
・機種情報 アクセス機種の機種名
・FlashRプレイヤ利用のワークメモリサイズ アクセス機種のワークメモリサイズ最大値


取得情報からいろいろな表現ができそうですね。