CS4Flashモーショントゥイーン
Flash CS4ですが、インターフェースが変わったり3D描写がUIで設定可能ぐらいがFlash CS3との違いかと思いきや、オーサリング環境に大きな仕様変更がありました。
ActionScript3.0はCS3で導入されたのですが、CS4ではモーショントゥイーンに革命といえるほどの変更があります。
新規モーショントゥイーンとは
CS3 FLASHまでのモーショントゥイーンは、タイムライン上で設定をしてプロパティウィンドウで個別に設定していたのですが、CS4 FLASHモーショントゥイーンは、プロパティの値を位置や幅やカラー、アルファなどお馴染みのプロパティ値を個別に設定できるのです。
モーションエディタという新たなウィンドウが出現して、各プロパティごとにモーションパスというラインを編集して設定するようになっていました。
モーションエディタウィンドウは動画編集用ソフトのイメージが近いかもしれません。Premiereの影響もあったのでしょうか。
実際使用してみたところ、CS3 Flashのモーショントゥイーンの方が当然使いやすかったですが、おそらく今後、モーショントゥイーンはこの設定方法がスタンダードになっていくのでしょう。
AS2.0を極めたフラッシャーにAS3.0は若干気の毒でしたが、CS3 Flashでモーショントゥイーンやシェイプを覚えたフラッシャーにとっては、かなりの変更になります。
勿論、Flash CS4には以前のキーフレームごとの設定ができるモーショントゥイーンが"クラッシックトゥイーン"という設定方法で残っているので、問題ないですが、おそらくFlash CS5ではなくなる可能性もあるのではないでしょうか。
慣れてないかもしれませんが、新モーショントゥイーンは使いづらい。
ここ2年ぐらいの間にFlashは大きな変革が起こっています。
Adobeが考えるにはFlashはFlexツールなども含め、
"動画ではないけど、Gifアニメーションよりはかなり効果的なリッチコンテンツ"
を大きく飛び越えて、
"HTMLやCGI、動画コンテンツに変わる、WEBコンテンツ制作の統一プラットフォーム"
として、次世代のネットワークを掌握しようとしているように感じます。